No.37　アントニオ・カペラのヴィオラ貸与者 柘植絢円さんが、この度、貸与楽器返却の運びとなりました。

この度、ついに自分の楽器と巡り合うことができ、お借りしていたアントニオ・カペラをお返しすることになりました。

この一年半の間、たくさんの方から楽器の音を褒めていただく機会もあり、この楽器がチャンスを導いて私の世界を拡げてくれました。日本各地で演奏し、様々な経験を共にしてきた楽器とお別れするのは心苦しいですが、このアントニオ・カペラを通じて見つけた音色は、楽器が変わっても私の音色として残っていくと思います。

サラマンカホールの皆さま、アゴスティーニ先生、叶澤先生、そして楽器を寄贈して下さった方に心より感謝申し上げます。このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。お借りしていたこの楽器に恥じないよう、今後も精進して参ります。

（柘植絢円さんより）

柘植絢円さんが新しい楽器と共に、これからもますますのご活躍されますよう、STROAN事務局およびサラマンカホール一同、心よりお祈り申し上げます。

【写真】楽器返却日　サラマンカホール楽屋口ロビーにて（2024.2/3）

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柘植絢円