2025.04.16
ヴィオラ・眞岩紘子さん(2025年1月~3月)
ヴィオラ・眞岩紘子さん(使用楽器Cat.no.32 アルベルト・デンティ 1991年製)の活動リポートです。
活動報告:
2月にK弦楽器コンクールに出場し、ヒンデミットの無伴奏ソナタop.25-1を弾きました。そのためにレッスンを受けた際には、楽器がなるツボをうまく捉えるようにという教えを受け、それを考えながら練習しました。駒に少し寄せて芯を捉える必要があるようで、依然研究する日々です。コンクールの結果は、優秀賞という賞を頂きました。
他に印象に残っているのは、3月に箕面のメイプルホールで行われた「いつ明けるとも知れない夜また夜を」という公演に出演したことです。その中でショスタコーヴィチの『室内交響曲』を演奏したのですが、曲、そして演出のコンセプトに近づくよう、場面によっては普段とは少し違うベクトルで楽器を最大限鳴らす工夫をしました。お客さまの間あいだに奏者が転々と散らばっている配置だったため、真横や目の前に座っていた方々が、工夫をした箇所に差し掛かった際に、びっくりしたような顔をして私の方を振り向かれたのが分かりました。
今後も幅広い音色を使いこなせるように練習と実験を重ねようと思います。
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眞岩紘子