2020.06.03
音楽配信「デジタル・サラマンカホール」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国のホールや演奏団体では公演を中止及び延期せざる得ない状況が続いています。サラマンカホールでは、音楽を愛するみなさまのために、そして音楽を演奏する機会を失ったアーティストのために、「いま何が出来るか」考えました。
岐阜県の緊急事態宣言が解除された翌日の5月17日(日)、無観客のホールにて本番さながらのコンサート収録を実施。サラマンカホールとゆかりの深い演奏家たちが次々にホールを訪れ、無観客のなか心をこめて「今一番聴いて欲しい曲」を演奏しました。
その中では、当プロジェクト貸出対象楽器を使用しての演奏も…! いまだ借り手に渡ることなく、ホールの楽器庫で眠っていた1挺のチェロがこの日、久しぶりに舞台で美しい音色を響かせました。
サラマンカホール公式Youtubeでご覧ください。
☞https://www.youtube.com/watch?v=TxUUBJlCjmA&feature=emb_title
【演奏者】佐藤晴真さん(チェロ)
【1曲目】ジェルジュ・リゲティ:無伴奏チェロソナタ
※使用楽器 Enrico Rocca(Munetugu Collection)
【2曲目】J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番より サラバンド
※使用楽器 Renato Scrollavezza(Salamanca Seiryu Collection)
佐藤さんは、1998年名古屋市生まれの22歳。ベルリン在住。2018年ルトスワフスキ国際チェロコンクール優勝。この際に使用したチェロ「レナト・スクロラヴェッツァ」が現在、STROAN「サラマンカホール弦楽器貸与プロジェクト」にて所蔵されております(Cat.no.4)。2019年ミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門優勝、2020年第30回出光音楽賞。
その他のアーティストのメッセージおよび演奏も、「サラマンカホールYouTubeチャンネル」にて配信中です。サラマンカホールの豊かな響きを、ぜひお楽しみください。
【サラマンカホール公式YouTube】https://www.youtube.com/user/SalamancaHall